MixpanelのLookupTableを使って外部データを結合する

MixpanelのLookupTableを使って外部データを結合する

MixpanelのLookUpTable使い方だよん!
Clock Icon2023.04.25

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ミックスパネラーの國崎です。
今回はMixpanelのLookupTableを使って、Mixpanel外にあるデータをMixpanel内のデータに結合するということをやってみました。

「LookupTableの使い方がよくわかってないねん!」というミックスパネラーの参考になれば幸いです。

この記事でやること

実際の手順をお伝えする前に、今回MixpanelのLookupTableでやってみたことを先に紹介します。
今回やったことは以下です。

  • 既存のユーザーデータに外部データの新たなプロパティを追加
  • 既存のイベントデータに外部データの新たなプロパティを追加

LookupTableを使えばプロパティがお手軽に追加できるってことですな。
上記の作業を順に紹介します。

既存のユーザーデータに新たなプロパティを追加

まず「既存のユーザーデータに新たなプロパティを追加」からやってみます。
ここでは既存のユーザーデータにはない[second_resion]という項目を12名分だけMixpanelのユーザーデータに追加してみます。

手始めにMixpanelのユーザーデータに結合する外部データを準備します。
用意する外部データは[$email]と[second_resion]のCSVデータでデータ名をtest_resion.csvとします。

このtest_resion.csvをLookUpTableを用いてMixpanel内のデータに結合します。
ちなみにデータの中身は以下です。

$email second_resion
pa@zuuce.bs eu-west-1
budusi@re.kn ap-northeast-1
foje@ugulahi.ae us-west-2
oglatkif@wosozo.ki sa-east-1
omefoc@cuzifpo.gf eu-west-1
difez@we.bm us-west-2
lese@oko.jo us-west-2
fiogcu@fupgak.np sa-east-1
kiv@fe.ae ap-northeast-1
jol@elhur.sa sa-east-1
ijofefgah@peuf.om ap-northeast-1
ful@deg.sb us-west-2

この時に用意する外部データですが、必ず既存のユーザーデータの結合キーとなるカラムを入れておきます。
今回の場合だと$emailが結合キーにあたります。

次に用意した外部データをMixpanelにアップロードします。
アップロード方法は以下2パターンがあります。

  • Lexiconからアップロード
  • Insights、Funnels、Flows、Retentionのレポートからアップロード

Lexiconからアップロードすると、結合したLookupTableのデータをプロジェクト内のすべてのユーザーが確認できます。
後者のレポートからアップロードするやり方だと、LookupTableのデータをアップロードしたユーザーのレポートでしか反映されません。

今回はLexiconからのアップロードでやってみます。
Lexicon内のProfile Propertiesをクリック。
lookuptable1

右上のImport>Lookup Tableをクリック。
lookuptable2

表示される画面で投入する外部データtest_resion.csvと結合キーを選択します。
lookuptable3

SAVEをすると、あっという間にデータ投入が完了しますので、ユーザー画面できちんとデータが反映されたか確認をします。
今回投入したデータだと[second_resion]にap-northeast-1の値を持つユーザーは3名でしたので、そのユーザーがきちんと表示されるか、[second_resion]にap-northeast-1があるユーザーでフィルターをかけてみます。
lookuptable4

すると、該当の3名が表示されました。
lookuptable5

これでMixpanel内のユーザーデータに外部データを結合できたことが確認できましたな!

既存のイベントデータに外部データの新たなプロパティを追加

次はイベントデータへの外部データ結合をやってみます。
以下は、Mixpanelで計測している不動産売買サイトのサンプルデータになります。
lookuptable6

「問合せ完了」のイベントプロパティで【物件名】が入っていますが、ここに新たなプロパティ【物件都道府県】をLookupTableで追加してみます。
以下のように【物件名】を結合キーにして、それに紐づく【物件都道府県】のカラムデータを入れたbukken_city.csvを作成します。

物件名 物件都道府県
さいたまガーデンパラダイス邸 埼玉県
さいたまリバーウォークヴィラ 埼玉県
横浜オーシャンビューマンション 神奈川県
横浜シティセントラルロフト 神奈川県
横浜ラグジュアリーリトリート 神奈川県
千葉スカイラインレジデンス 千葉県
千葉セレーネヘブンエステート 千葉県
府中サニービルタワー 東京都
府中ハーモニーグローブ 東京都
府中モダンオアシスコーポ 東京都

Lexicon内のEventsを選択し、右上のImportからLookupTableをクリック。
lookuptable7

表示される画面で投入する外部データbukken_city.csvと結合キーを選択します。
lookuptable8

データ投入後、レポート画面で確認すると「問合せ完了」のイベントプロパティで【物件都道府県】が確認できるようになりました。
lookuptable9

これでMixpanel内のイベントデータに外部データを結合できることができましたな!

参考

という感じで、MixpanelのLookupTable機能を使った手順紹介でした。
以下今回の作業で参考にした公式ドキュメントも紹介します。

より詳細が気になる方はぜひご覧みそ。

Lookup Tables In Depth

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